詩吟とは?
簡単に言えば、漢詩に節をつけて吟ずること。漢詩以外にも、和歌、俳句、今様などに節をつけることもあります。
詩吟の歴史
詩吟の起源は江戸時代後期にさかのぼります。中国から漢字が伝わった奈良~平安時代から漢詩に節をつけていたと言われていますが、現代の詩吟は、幕末の今でいう学者や学生が、漢詩に独特の節をつけて行われ、始まったのが今日の詩吟のルーツだと言われています。昭和に入り、数多くの吟詠家が活動し、広まっていきました。漢詩とは?
中国文学の中で生まれたもので、中国文明が日本に伝わった時に日本でも作られるようになりました。漢詩には字の数と、句(行)数によって詩を次のように分類します。
イ.五言絶句 ロ.七言絶句 ハ.五言律詩 ニ.七言律詩
他にもございますが、詩の形式については各教室で説明、ご指導致します。
漢詩の種類
李白・杜甫・杜牧など多くの詩人が詠んだ中国の漢詩や、日本の戦国武将から幕末の志士らが詠んだ漢詩、百人一首、琵琶歌(びわうた)の中の和歌、あるいは松尾芭蕉が旅をしながら詠んだ俳句など、日本に伝わる詩人が残した今様、新体詩(明治時代の詩)などが数多くあります。
詩吟について